米マイクロソフト社の会議室が斜め上すぎる…そしてそれを造ったのは、意外なあの人

「来週のミーティングは、ツリーハウスで」…こんな会議招集がきたら、あなたはどう思うだろうか。米マイクロソフト社の採用情報ページに掲載されたある記事が、話題を呼んでいる。 ツリーハウスとは、読んで字のごとく、生きた樹木の上に建築されたハウス(家屋)のことを指す。別荘として、子どもたちの秘密基地として、大人の隠れ家として…用途は様々。日本の都市部で見かけることは少ないが、海外、特に米国では広く認知されている建築物だ。 自然の中で暮らすということは、人間にとってどのような意味があるのだろうか?ハーバード大学医学部でインストラクターを務め、Your Brain On Natureという本の共著者でもあるエヴァ・サルハブ医師は、自然に触れることで脳内の報酬ニューロンが刺激され、これによるストレスの緩和が、コルチゾール値や心拍数、血圧の低下につながるとしている。同医師によると、樹木や植物は芳香族化合物を分泌していて、人間の認識力から、心理状態、果ては免疫力に至るまで、影響を及ぼす可能性があるのだそうだ。 米マイクロソフト社は、このサルハブ医師の見解に基づき、自然の中で仕事をすることで得られるメリットに注目。米国ワシントン州にある自然豊かなレッドモンド・キャンパス内に3棟のツリーハウスを建設していると発表した。そのうち2棟はすでに完成していて、残る1棟も年内には竣工予定という。 ツリーハウスは全ての従業員向けに開放されていて、「Cedar(杉の木)」と名付けられた1棟は、他の多くの会議室同様に予約が可能。2棟目の「Crow’s Nest(カラスの巣)」は、早い者勝ち。そして竣工間近の3棟目は、ラウンジ・スペースになる予定だ。 このツリーハウス、実は米国のツリーハウス建築の第一人者、ピート・ネルソンが設計・施工したもの。このピートという人物、実は全米を巡り、顧客の要望を基に様々な夢のツリーハウスを造る過程を紹介している「仰天!夢のツリーハウス」というアニマルプラネットで放送中の番組プレゼンターなのだ。米マイクロソフト社の不動産部門でプロジェクト責任者のブレット・ブルターは、プロジェクトをキックオフした初日、ピートが「樹木の声を聴く」と数時間を費やしたことが印象的だったと語っている。 そんなピートのデザインで最も特徴的なのは、自然と一体になれる癒やしの空間。ツリーハウスと言っても、寝室が複数あったり、水道や電気が使えたりと、日本では絶対にお目にかかれないスケールのツリーハウスを建築することで知られている。 米マイクロソフト社のツリーハウスも期待に違わず、日本であれば「このまま住めるんじゃない?」と思ってしまうくらい、驚きの仕上がりになっている。同社いわく、生産性も、創造性もアップした!というこの野外会議室。人気になったら、そのうち日本でも導入する企業がでてくるかも? Meet me in the trees (Microsoft)

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