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電気自動車が5分でフル充電可能なバッテリー、数年で登場か

電気自動車が徐々に普及し始めているが、本格的な普及に向けて大きな課題となっているものの一つに、充電にかかる時間がある。ガソリン車やディーゼル車はガソリンスタンドで燃料を入れるが、この作業は物理的に液体を車の燃料タンクに入れるだけなので数分で終わる。現在の電気自動車は急速充電をしても30分ほどかかり、将来的に多くの車が充電するようになったら大行列は避けられないだろう。 

この問題を解決するには、今の急速充電よりも高速に充電できる仕組みが必要になる。特に今現在一般的に使用されているリチウムイオン電池はこれ以上早く充電することが難しく、新しい電池の開発が待たれていた。そんな中、英ベンチャー企業のZap&Goは炭素イオン電池を開発。中国のリチウムイオン製造企業、Li-Fun Technology社と共同で2018年に製造を開始すると発表した。電気自動車のフル充電が5分で完了するというから驚きだ。 

この炭素イオン電池、現在はまだリチウムイオン電池ほどの性能はないとされることから、おそらく電池容量がまだそれほど多くないと思われる。しかし、Zap&GoのCEOであるStephen Voller氏は、この問題も今後数年で解決されるとロイターに語っている。実用化されれば、電気自動車の最大の欠点がなくなることになり、電気自動車の普及は爆発的に広がる可能性もあり得る。 

Zap&Goはすでに1300万ドル(約14億6000万円)の資金調達をしており、今現在もクラウドソーシングを利用して資金集めを行なっている。Zap&Goは2014年、クラウドファンディングを通し新しいアプローチの高速充電モバイルバッテリーを開発、注目を浴びていた。

Battery startup taps carbon in race to replace lithium-ion cells (Reuters)
Zap&Go

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