米29都市に電気バスが走る日…ゼロエミッション補助金が後押し

ゼロエミッション・電気バスを制作するアメリカの会社Proterra。先月同社の40フィート長のバスCatalyst E2は一度の充電で1101.2マイル(約1772.2km)を走り世界記録を打ち立てた。

同社のバスの購入には、アメリカ連邦公共交通局FTAの「低エミッション/ゼロエミッション車両配備助成金」(Low or No Emissions Vehicle Deployment Grants)が適応できる。それもあってか、これまでProteraの顧客であった8つの公共旅客輸送機関に加え、新たに21都市が同補助金の援助を受けてProterra社のバス/バッテリーシステム/充電インフラを購入もしくはリースを行うとしている。これら計29都市29の公共旅客輸送機関が受け取る金額は、2017年度分の同助成金の予算総額5500万ドルのうちの半分の額に当たる2750万ドルにものぼる。また、ベルギーのバスメーカーVah Hoolも、同社が北米市場向けに2019年に出そうとしているバスモデルCX45EにProterra社のバッテリープラットフォームを採用するとしている。

Proterraは従来の電気自動車の問題であった走行距離の問題を、Catalyst E2に搭載している新開発のバッテリーシステムで解決した。バッテリーはLG Chemとの共同開発で、1ガロンのガソリンあたりの走行マイル等量を示すであるMPGe(Miles per gallon gasoline equivalent)は、ディーゼル車が4に対してCatalystは21、内燃機関よりも500%効率が良く、これまでの電気バスと違い長距離走行の際に途中で充電を要さないとのことだ。

様々な国が従来の化石燃料車の走行を規制し、ゼロエミッション車ばかりが走るクリーンな未来を切り開こうとする現在。これまでディーゼル車がほとんどを占めてきたバス業界においてもゼロエミッションへの移行は着々と進んでいるようだ。

https://www.autoblog.com/2017/10/09/proterra-electric-bus-ev-29-cities-federal-grants-belgium-van-hool/
https://www.proterra.com/http://www.vanhool.be/ENG/actua/proterra.html