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中国の電波望遠鏡、稼働一年で2つのパルサーを発見

2003年に初の有人宇宙飛行を成功させた中国。その急速な経済発展と同時に、宇宙開発にも力を入れており、2016年には世界最大の電波望遠鏡である「500メートル球面電波望遠鏡(Five-hundred-meter Aperture Spherical radio Telescope: FAST)」の稼働を開始した。 

FASTは現在試用期間中で、調整作業と中国国内の研究者による使用のみができる状態にある。中国南西部、貴州省にあり、4450枚の三角形反射パネルを組み合わせ、固定球面鏡を形成している。今年の8月、FASTは2つのパルサーを発見。9月にはオーストラリアの望遠鏡でもその存在を確認した。パルサーとはバルス状の可視光線、電波、X線を周期的に発する天体で、今までにおよそ2000個見つかっている。 

今回見つかった2つのパルサーは、地球から比較的近く、それぞれ1万6000光年、4100光年離れた場所にある。8月22日に発見されたものは「J1859-01」、8月25日に発見されたものは「J1931-01」と命名された。パルサーにはまだわからないことが多く、1967年に初めて観測されて以来、その解明が進められている。依然として内部構造は判明していないが、その周期的にパルスを発する性質から、正確な時間の計測や重力波の観測に利用される。 

巨大な国土と急速な発展を成し遂げた経済力を糧に宇宙開発を進める中国。FASTはあと2年間、試用期間に費やす予定だ。

http://www.ibtimes.com/chinas-fast-radio-telescope-discovers-2-pulsars-during-1-year-trial-run-2599246
http://english.nao.cas.cn/ne2015/rn2015/201710/t20171007_183673.html

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