米国立博物館、ゾンビ展示へ

アメリカ人がゾンビに対して持つ興味・関心は、日本人にはなかなか理解できないかもしれない。他の国でそれほどヒットしないゾンビ映画も多くのアメリカ人は大熱狂して観るし、他の国で作られたゾンビゲームがアメリカだけで大ヒットするということも頻繁に起こる。筆者が留学していたアメリカの大学では、大学生たちが真剣に「キャンパスがゾンビの大群に襲われたらどうするか」を議論しているぐらいなのだから、ゾンビというものはアメリカ文化の一部と言っても過言ではないだろう。

そんなゾンビにまつわる造形物が、アメリカ最大の博物館、スミスソニアン博物館に寄贈され、展示されることになった。もちろん、本物のゾンビが展示されるわけではないが、大ヒットゾンビドラマ『ウォーキング・デッド』の撮影で実際に使用された特殊造形物だ。

スミスソニアン博物館の中の一つ、国立アメリカ歴史博物館に寄贈されるのは、ドラマの中で使用されたクロスボウや刀などのプロップや、登場人物たちが着ていた衣類。そして女性のゾンビや劇中で切断された男性の頭部のレプリカなど。10月10日に博物館で行われたセレモニーでは、ドラマに出演した俳優たちが現れ、自分たちがドラマの中で使った造形物を手に写真撮影などに応じた。

今回寄贈されたものは、2018年にオープンする現代文化エリアに展示される予定とのこと。国立アメリカ歴史博物館の館長であるJohn Gray氏は、これらの展示物がアメリカ文化のマイルストーンになると語っている。

ただのフィクションではなく、アメリカ人たちの文化となり、国立博物館にも展示されることとなったゾンビ。国立アメリカ歴史博物館を訪れる際には、ぜひこの「新しいアメリカ文化」を見ておきたいものだ。

https://www.smithsonianmag.com/smithsonian-institution/americas-undead-are-immortalized-smithsonian-180965203/
http://comicbook.com/thewalkingdead/2017/10/10/the-walking-dead-smithsonian-artifacts-/

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