Credit : Discovery Communications

秘密結社、女スパイ、大統領遺体盗難……アメリカ・南北戦争の裏側にあった真実とは?

アメリカの小説家、マーガレット・ミッチェルは自国の歴史的大戦「南北戦争」を“風”と表現し、かの名作『風と共に去りぬ』を生み出した。 

奴隷制度の維持を目指す南部と、それを開放しようとする北部による、アメリカ独立後唯一の内戦となった南北戦争は、まさしくアメリカの文化、価値観を変える風となってアメリカ本土を吹き荒れた。 

南北戦争において有名な「ゲティスバーグの戦い」や「アンティータムの戦い」の裏側に蠢くもう一つの戦い……“スパイ”による陰謀や諜報活動についてクローズアップするのが、ディスカバリーチャンネル『深層解明Xファイル南北戦争の女スパイ』だ。 

“奴隷解放宣言”で有名なエイブラハム・リンカーンが大統領に就任する前、ある秘密結社が誕生する。南北戦争期間中の最大の秘密結社“ゴールデン・サークル騎士団”は、今でも関連する資料がほとんど残っておらず、その活動内容はベールに包まれている。 

奴隷制度に賛同し南部に与した彼らの組織は、どこまで根を張っていたのか? 度重なるリンカーン暗殺計画はどのようなものだったのか?
番組では、騎士団の動きを案じたリンカーンが雇ったという、アメリカで1、2を争う私立探偵アラン・ピンカートンの活躍とともに、それを紐解いていく。 

さて“女スパイ”という響きには、なんとなくフィクション的な匂いを感じるかもしれない。銃弾が飛び交う苛烈な戦場で女性が活躍する機会はあるのか?
と。しかし、南部の手先として暗躍し、戦争を激化させたという女スパイは確かに存在した。“パーティ”と“暗号”を武器に、手練手管で南軍を後押ししていく姿には、手に汗を握らずにはいられないだろう。 

南北戦争に対するイギリスの思惑や、南北戦争末期における“リンカーン暗殺事件”の10年後に計画された“遺体盗難計画”の動機や顛末も、非常に興味深い内容になっている。 

「風と共に去りぬ」の背後にあった、陰謀渦巻くアメリカのもう一つの姿。レット・バトラーとともに“風”が去ったあと、スカーレットは何を思ったのか。この番組を見ながら、そんなことに想いを馳せるのも一興かもしれない。

『深層解明Xファイル南北戦争の女スパイ』はディスカバリーチャンネルにてご視聴頂けます。ディスカバリーチャンネルを未視聴の方は、こちらからご確認ください。

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