Credit : NASA

ハッブル望遠鏡の後継機、2019年に延期へ

1990年に打ち上げられたハッブル宇宙望遠鏡。30年近く天体観測を続ける宇宙の天文台だが、さすがにその老朽化や旧世代の技術が懸念材料となり、後継機の登場が待たれていた。

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、そんなハッブル宇宙望遠鏡の後継機として開発が開始された。NASAの二代目長官ジェイムズ・E・ウェッブ氏にちなんで命名された赤外線観測用宇宙望遠鏡は、宇宙誕生の約2億年後以降に輝き始めたとされる星を初観測することがメインの任務となる。ハッブル宇宙望遠鏡とは違い、地球の周回軌道ではなく、地球から150万km離れた位置から観測する計画だ。当初は2011年に打ち上げを予定していたが開発が難航。その打ち上げは2018年10月に先延ばしされていた。

しかし9月29日、NASAは打ち上げの再延期を発表。打ち上げ予定の時期を2019年の3月から6月の間としている。延期の理由についてNASAは技術的な問題ではなく、機体の部品統合とそのテストに予想以上の時間がかかっているためとのことだ。

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は観測のため、機体を低温に保つ必要があり、太陽などからの光を防ぐため100枚以上もの遮光板を搭載する。このため振動に対するテストなどに、多くの時間がかかっているのではないかとされる。

今回の延期は残念だが、着実に開発が進む新しい宇宙望遠鏡。打ち上げられた後どんな写真を地球に届けてくれるのか、楽しみに待ちたい。

https://www.nasa.gov/feature/nasa-s-james-webb-space-telescope-to-be-launched-spring-2019

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